36.男性40代 心霊相談-これは楽しい
210701 除霊 浄霊師の部屋にようこそ
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大田君が心霊相談に来た。ちょっと変わっている。
一度、面会に来るとその後、20-30通のメールを寄越し、
あれこれ言って来る。
それからしばらくすると、また、除霊、浄霊費や心霊相談
のお礼をねぎってから、おもむろにやって来る。そして帰ると
それからまたメール攻勢の繰り返し、それらに関しては僕は
費用は頂かず、時に応じて返信するが。彼は独身の43歳。
最近、彼は茶道を習いたいと体験入会したらしい。
熱心に時間より早く出かけ、遅くまで残った、という。
本人は大真面目に茶をたて、痛い正座にも我慢したの
に、入会を断られた、という。先生たるもの一人でも
生徒が欲しいと思うが、変わった先生か?
いや。
(あーあ。大田君は社会に友達はほとんどいないと
いうが、粘着質の性格が好かれないんだなあ)と心ひそ
かに同情する。
しかし、彼は時々、霊が視えるようだ。
有る日の大田君との会話。
「神島先生。昨日の通勤の時、一人の男霊を見かけました。
彼が出勤で電車に乗った時、満員電車の中で、席取り合戦
があり、ちょっとした瞬間に席を他の人に取られた男性のよ
うでした。多分、彼が取られた場所に僕が座っているのが
気に入らないらしく、死んで霊になっているのに、ぶつぶつ
言ってるんですよ。いやー。くどいというか、粘着質というか。
僕は死んでもあんな霊にはなりませんよ。友達にもなりたく
ない奴でした」
僕は思わず笑ってしまった。
がいて、電車に乗っているんですよ。


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