27.女ごころ(心霊相談者)は難しい
ビジネスと恋、女性はどちらを選ぶ。
浄霊師の驚き記録。210215
◆
女実業家のAさんがやって来た。美容業界で成功している
らしい。僕に事業の相談じゃないだろう。高級車を乗り回して
羽振りが良い。幽霊なんての信じそうに無い。ライバルを蹴落
としても上がって行く人だ。事務員が入れた茶を一口。
マスカラを濃く塗る時間!?はあっても、
水を飲む時間もないらしい。(こんな事書くと、
叱られるかな!)
親しいから皮肉?を一つ、
「まさか、Aさんが幽霊怖い、なんて心霊相談じゃないでしょう?」
Aさん、口をとがらせる。「そのまさか、なのよ」
「うえっー、Aさんが心霊相談?雪が降るよ、、」太陽がふりそそぐ
窓を見ながら僕は言った。
「実はさー。嫌な男につけねらわれているのよ」
「えっ?Aさんにストーカー?」僕はびっくりして座りなおした。心霊相談
というより除霊、浄霊、縁切りの話かな?
「これっ、これ」
Aさんはその嫌な?男の写真を見せた。超ー、イケメンじゃないか!
ヨンさまみたいだ、、。
「この男性がストーカー?」僕は思わず口走った。Aさんは睨んだ。
「私が嘘をついてるとでも?」
「いや、いや、、」僕はあわてて手を振った。せっかくの心霊相談話
を逃しちゃならない?
とまあ、Aさんは縁切りして欲しい、追いかけられて困っている、と
いうからには、、だが信じられないなあ、、。
そこまででストップになった。Aさんのケータイが鳴り、会社の急ぎの
用であたふた、と戻ったからだ。
その後、またしてもばったりAさんは来なくなった。半年位、あくのは
いつもの事だが、心霊相談はどうしたんだろう、と気にやんでいたら
意外なところから二ュースが飛び込んだ。同業者からだ。
「Aさん、結婚するんですって。相手は15才年下の良い男よ。ぶっ
ちゃけた話、彼はAさんに借金を申し込んで追いかけていたんだけ
ど、結局、Aさんにつかまっちゃって結婚交換に会社の経営権を譲
る事で納まったみたい」
僕はあの心霊相談を受けなくて良かった、と思った。言われたとおり、
除霊・浄霊、縁切りしたら、後でAさんに怨まれただろう。
それにしても女ごころは謎だ。「結婚してくれるなら、会社は上げる」
とは、、いやー、僕にはわからない。
で
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