21.おばあさんと団欒-にこにこ心霊相談
「おばあちゃんの勘違い」 浄霊師のメモより
◆
おばあさんが心霊相談に来た。おばあさんの言うことには
毎朝、先に亡くなったおじいさんの仏壇に般若心経を唱えて
プツン、と切れ、球がばらばら、と落ちて
散らばった、という。
おばあさんはおろおろ、、おじいさんの身に
何かあったのではないか!!と心配した。
、、あの世に行った人の身に何かあったのでは、なんて
心配するとは!!、楽しい心霊相談だ。
それでおばあさんは、(そうだ、、神島先生はいつも何本も
数珠を首から下げている。数珠が切れたわけを聞いて
みよう)と来てくれたという。切れた数珠を巾着につつ
大事そうにして差しだされたが、数珠をつないでいた糸を
見たら老朽化しているではないか、、。
「いつ頃、お買い上げの数珠ですか?」
僕はたずねた。
「お買い上げって、、。それは私が嫁に来た時、郷里の
母がもたせてくれたもので、、」
だはっー、、、半世紀以上、信仰深いおばあさんに握ら
れていた数珠じゃ切れるはずだ。
「悪いことなんてありませんよ。草履の底が減るように
すり減っただけです。でも、念のためにこの数珠は浄霊
して上げますから、その後、数珠やさんで新しい糸とつけ
替えて貰って下さいね」
おばあさんは安心したように帰って行った。にこにこ心霊相談だ。



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